えねちた航海日誌

えねちた怪奇譚 その1「肩」

よっ!

お久しぶりです。団長のななまるでございます。

 

ようやく夏が来ましたね。

夏と言えば皆さん何を思い浮かべますか?

釣りや虫取りなどのアウトドア?

かき氷やアイスなどの冷たいスイーツ?

それもいいですが、夏と言ったら

「ホラー」ですね。

 

えねちた飛空団内のみならず、家族内でもある話なのですが、

「ななまると行動するとよくそういう体験をする」

というものがあります。

 

あまりそういうところには行かないようにしているのですが、

知らず知らずのうちに入ってしまっていることがあるものです。

 

今日はお盆が迫るこの時期にちょっと考えさせられる

ななまるの実体験をお話ししようかなと思います。

 

 

僕が小学生の頃、夏の暑い日に恐山へ行った時の話です。

 

母がとあるお堂へ用事があると、僕を一人でお堂の外に待たせていました。

僕はあまりに暇だったので前を通り過ぎていく人々を

じっと観察していたのを覚えています。

 

そんな人の中で、ある2人組が目に留まりました。

よくいるカップルのようなその二人組は、向こうからこのお堂の方へと

向かっているようです。

何故気になったのかわかりませんが、

僕は次第にそのカップルから目を離せなくなっていきました。

「なんでこんなに気になるんだろう」

僕は不思議に思い、じっと観察していると

あることに気が付きました。

 

赤いようなピンク色のようなそれは、女性の肩にべったりと張り付くように

乗っています。

 

「なに、あれ・・・」

ずっと見つめていましたが、なんだかわかりません。

服の模様を見間違えたのか、それともバッグか何かの飾りか。

そのカップルがお堂の前まで来た時にようやく気が付きました。

 

女性の方に乗っていたのは半分崩れてぐずぐずになっている赤ん坊だったのです。

 

それも一体ではなく、何体も合体しているかのような。

それを気付いた瞬間、まるで蝉の合唱のように

何人もの赤ん坊の泣き声が耳奥に響き出しました。

僕は驚きのあまり泣くわけでもなく固まってしまい

女性から目を反らすのが精いっぱい。

 

それから母親が戻ってくるまで、ずっと涙を堪えながら下を向いていました。

あのカップルはどこへ行ったかはわかりません。

結局、あの赤ん坊は何だったのでしょうか。

 

あとがき

・・・はい。

駄文でございました。

話にするためにちょっとだけ脚色しましたが、9割そのまんまです。

 

実はこの後に、このことを看護師であった母に話したことがあるのですが

母はたった一言「中絶じゃないの?それ」と言っただけでした。

あまり掘り下げるとグロテスクな内容になりますので

それについてはあまり話しません。

 

ちなみに・・・

この体験のせいで僕はいまだに赤ちゃんに触れません。

 

この後も何度もこんな感じの体験をしたのですが、今回はこれまで。

 

以上、団長のななまるでした。

チャオ!

 

 

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