【北東北最大級の】丹後平古墳群に行ってみた【古墳群】
どうも!
えねちた飛空団副団長、八朔です!
今回は私が住んでいる青森県八戸市のとある史跡についてご紹介させていただきたいと思います。
5/14、こんなニュースが飛び込んで来たことは記憶に新しいと思います。
「ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に「大山(だいせん)古墳(伝 仁徳天皇陵)」など「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群が登録される見通しとなった。事前審査する諮問機関が「登録が適当」と勧告した。6月30日からアゼルバイジャンで開かれ世界遺産委員会で最終的に決まる。」
なんと、あの何世紀もの間謎に包まれていた世界最大の墳墓、「大仙古墳」が世界遺産に登録されるかもとの一大ニュース!
歴史の授業でも取り上げられることが多い、「前方後円墳」の代表的な古墳として有名ですよね。
歴史好きの僕としては大興奮不可避の嬉しい話題でございました。
古墳についての詳しい説明はこちら ↓
さて、話は変わりますがこの古墳、実は北日本にも数多く存在しています。
3世紀~7世紀にかけて作られた豪族や皇族のお墓である古墳は主に西日本で多く作られていました。
しかし、7世紀~10世紀になると東北、北海道でも円形の古墳が作られるようになります。
この頃の東北、北海道には蝦夷(えみし)と呼ばれる人々が暮らしており、大和朝廷(奈良県を本拠地に、日本を治めていた勢力。皇室の祖と考えられる)の支配が及んでいる地域のものとは違った独自の文化を形成していました。
青森県八戸市は白山台にあるこの丹後平(たんごたい)古墳群は当時の蝦夷の有力者たちの墳墓といわれています。
出土品からは和同開珎(わどうかいほう)と呼ばれる通貨や蕨手刀(わらびてとう)といった武器などが発見されています。
蕨手刀、実は我々日本人には結構お馴染みだったりします。
そう、
宮崎駿監督作品、「もののけ姫」に登場するアシタカ彦の持っている刀のモデルとされているんですね。
何を隠そうアシタカ彦は蝦夷の一族をモデルとしたキャラクターなのです。
少々話はずれましたが、この丹後平古墳群、なんと規模でいえば北東北最大級のものなのだとか。
当時の蝦夷の中でもかなり力を持った一族が八戸を支配していたのかもしれませんね。
残念ながら古墳群は整備中とのことで全容を写真に収めることは叶いませんでした。
出土品などは八戸市博物館に展示されているそうです。
https://www.city.hachinohe.aomori.jp/index.cfm/12,114813,129,63,html
なんと国指定重要文化財に登録されているとか。
これは一見の価値ありですね。
さて、大仙古墳の世界遺産登録勧告によって空前の古墳ブームが巻き起ころうかと予想される今。
是非とも北日本の古墳も地域を挙げてPRしていく頃合いではないでしょうか。
我々えねちた飛空団はこれからも北日本PR活動を続けてまいります!
以上、副団長の八朔からでした!
それではまた次回。